バレンタインの季節
今年もまたバレンタインデイが近づいて、デパ地下はチョコレートギフトのこれでもか!のディスプレイが競い合っている。私の学生時代はバレンタインなんてなかったし、ボーイフレンドにあげたこともない。。チョコレートなんて明治か森永の板チョコくらいでハーシーのキスチョコなんか貴重品だったころである。
だから義理チョコにふけったのはサラリーマン時代。宣伝広告の担当で、コピーなんか自分で書いていたから、メッセージつくるのは大得意。相手は広告代理店のAE(担当者)
テレビ局や雑誌社の営業などが主なところ。或る年、板チョコにおもちゃのハンマーが貼付けてあるのを見つけて、『私の心を砕かせる、あなたはにくいひと』と書いた。しかしこれをお調子者ぞろいのメディアの営業にやったらへんに誤解されて舞い上がってしまうと困ると思い、面倒な仕事をたのんだ経理畑の地味な男に渡してもらった。作戦は大当たり。気の毒に彼は、なんでお前なんだ!とオフイス中の人たちにからかわれるはめになったらしい。そしてホワイトデーに、彼から小さな包みがとどいた。あけてみるとTIME社のダイアリー。2ヶ月づつスパイラルの手帳6冊が箱にはいっている。1日分1ページでたっぷりかけるしバッグの中でかさばらない。これほどすばらしい手帳見たことがない。もう彼の名前も思い出せないが、私の心を砕かせた、にくいひとであった。
だから義理チョコにふけったのはサラリーマン時代。宣伝広告の担当で、コピーなんか自分で書いていたから、メッセージつくるのは大得意。相手は広告代理店のAE(担当者)
テレビ局や雑誌社の営業などが主なところ。或る年、板チョコにおもちゃのハンマーが貼付けてあるのを見つけて、『私の心を砕かせる、あなたはにくいひと』と書いた。しかしこれをお調子者ぞろいのメディアの営業にやったらへんに誤解されて舞い上がってしまうと困ると思い、面倒な仕事をたのんだ経理畑の地味な男に渡してもらった。作戦は大当たり。気の毒に彼は、なんでお前なんだ!とオフイス中の人たちにからかわれるはめになったらしい。そしてホワイトデーに、彼から小さな包みがとどいた。あけてみるとTIME社のダイアリー。2ヶ月づつスパイラルの手帳6冊が箱にはいっている。1日分1ページでたっぷりかけるしバッグの中でかさばらない。これほどすばらしい手帳見たことがない。もう彼の名前も思い出せないが、私の心を砕かせた、にくいひとであった。
この記事へのコメント