病院とたのしくつきあう方法 7

お前さんは綿をいれてもいやがるから、上等なのを作ってもどうせポケットに入れてしまうだろうから、と言って安い材料でつくってくれた部分入れ歯が」20年たった今でも使っていてもう体の一部になっている。彼は私の昔のボーイフレンドが紹介してくれたので、財界や芸能界の患者さんが多かった。自費診療で完全予約制だからちょっと時間がずれたときくらいしか顔を合わせることはない。彼は私と同い年だがとても勉強家で、常に最新の」器具や材料をそろえ、毎年海外に出て新しい技術もとりいれていた。だらだらと何度も通わせたりせず,ほとんど一回でなおしてくれる。
彼は私が行くと待合室のソファに並んで腰をかけ、ちょっと休憩だ、と言ってたのしそうに世間話をひとしきりやってから治療をはじめるのが常だった。ジョアンのパンが美味しいと言う話をした次の診療のとき、色々見繕って持って行ったら、『今日はいいや』と治療費がただになった。以来私もジョアンでパンを買うようになったが、この先生が2年くらい前に急に亡くなってしまった。その後、別の友人の紹介で新しいクリニックに通うようになったが、この先生が又良い先生で、古い入れ歯をすぐに作り替えましょうと言わず,、ていねいにケアしてくれるのだ。良いお医者さんに恵まれて私は幸せである。

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